
Vansのスリッポンを購入しようと考えたとき、ABCマートで見るモデルとセレクトショップなどで見かけるモデル、どこか雰囲気が違うと感じたことはありませんか。
価格や見た目のわずかな差に、「ABCマートで試着したらぴったりだったけれど、ネットで見たUSA企画のシャープな形も捨てがたい…」と、どちらを選ぶべきか迷う方も少なくないはずです。
巷では日本企画はダサいという少し手厳しい声も聞かれますが、一方でバンズのスニーカーが激安で手に入る理由も気になるところでしょう。
その違いを見分ける鍵となるVNから始まる品番や、詳しい型番の調べ方を知れば、ご自身のスタイルに合った一足を選び、購入後の失敗や後悔を未然に防ぐことができます。
この記事では、定番のバンズ オールドスクールやバンズ オーセンティックといった人気モデルにも触れながら、USA企画の取扱店が東京のどこにあるのかといった具体的な疑問にもお答えします。
バンズ スニーカーのメンズ人気モデルを探している方も含め、多くの方が抱えるvansのスリッポンにおけるabcマートとの違いを、専門的な視点から分かりやすく紐解いていきます。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
vansのスリッポン|abc マートとの違いを徹底比較
- 日本企画はダサい?見た目の違いを解説
- USA企画の証であるVN 品番とは?
- 簡単なスニーカーの型番 調べ 方
- ABCマートのバンズ スニーカーは激安?
- USA 企画の取扱店は東京にもある?
日本企画はダサい?見た目の違いを解説

Vansの日本企画が一部で「ダサい」と評価されることがありますが、これは主にシルエットの違いからくる主観的な意見であり、一概に劣っているわけではありません。
むしろ、それぞれの企画が異なるコンセプトと特徴を持っており、どちらが自分の足やスタイルに合うかを理解することが重要になります。
フォルムとシルエットの根本的な違い
最大の相違点は、足の甲からつま先にかけてのフォルムです。
USA企画のスニーカーは、歴史的にスケーターがボードの感覚を掴みやすいよう、甲が低く設計されています。これにより、足全体にフィットし、つま先に向かってスッと伸びるようなシャープなシルエットが生まれます。
この洗練された見た目が、多くのファッション愛好家から支持される理由です。
一方、ABCマートが展開する日本企画は、日本人に多いとされる「甲高・幅広」の足型に最適化されています。甲部分をドーム状に高く、全体的に丸みを帯びたフォルムにアレンジすることで、足入れの際の圧迫感を大幅に軽減しています。
この「ぽってり」とした形状が、USA企画のスリムさを好む層からは敬遠されることがありますが、快適な履き心地という大きなメリットを提供します。
歩行を科学したソールの設計
見た目では分かりにくいですが、ソールの反り具合も異なります。
日本企画はつま先部分の反りが大きく設計されており、歩行時にテコの原理で自然と足が前に出る「ローリング効果」を促します。これは日常的な「歩く」という動作を科学的にサポートする仕様です。
対照的にUSA企画はソールの反りが控えめで、よりフラットに近い形状をしています。これにより、地面やスケートボードのデッキの感覚をダイレクトに足裏で感じ取ることができます。
トリックの精度を求めるスケーターにとっては、この接地感が不可欠なのです。
これらの違いを総合的に比較すると、以下の表のようにまとめられます。
日本企画(ABCマート版)とUSA企画の比較
| 比較項目 | 日本企画(ABCマート版) | USA企画 |
| シルエット | 甲が高く、ややぽってりとした丸みのあるフォルム | 甲が低く、シャープでスリムなフォルム |
| サイズ感 | 甲高な足にもフィットしやすい。横幅は標準的。 | 甲はやや低め。欧米人向けのため横幅は広め。 |
| ソールの反り | 大きい(歩行時の蹴り出しをサポート) | 控えめ(地面との接地感を重視) |
| インソール | モデルによりクッション性の高いDX仕様(オーソライト)の場合がある | 標準的なインソールが基本 |
| ステッチ | 間隔が広め | 間隔が狭めで細かい |
| おすすめの用途 | 日常履き、通勤・通学、長時間の歩行 | ファッション、スケートボード、本場の雰囲気を楽しみたい場合 |
USA企画の証であるVN 品番とは?

Vansスニーカーの日本企画とUSA企画を、見た目の好みや感覚だけでなく、客観的な事実として見分ける最も確実な方法は「品番」を確認することです。
USA企画の製品には、必ずアルファベットの「VN」から始まるメーカー品番が与えられています。
例えば、USA企画のクラシックスリッポンであれば「VN000EYEBWW」のように表記されます。この冒頭の「VN」が、Vans本社(Vans, a VF Company)が企画したグローバルモデルであることの証明です。
一方で、ABCマートが日本国内で展開するライセンス商品、つまり日本企画の品番は「V」一文字から始まります。
同じクラシックスリッポンなら「V98CLA」、オールドスクールなら「V36CL+」といった具合です。このシンプルな違いを知っておくだけで、誰でも簡単に、そして100%正確に両者を識別できます。
見分け方のクイックチェックリスト
- 品番の冒頭をチェック
- 「VN」から始まる → USA企画
- 「V」のみで始まる → 日本企画
- シュータンのタグをチェック
- 日本企画は品番の先頭に「V」と記載されていることが多い
- シューズボックスの色をチェック
- 赤いプリントの箱 → USA企画の可能性が高い
- 茶色の無地段ボール箱 → 日本企画の可能性が高い
品番以外にも、シューズボックスのデザインには明確な違いがあります。
USA企画は、Vansのブランドカラーである赤を基調としたグラフィカルなデザインの、通称「赤箱」で提供されることがほとんどです。
対して日本企画は、コストを抑えたシンプルな茶色の段ボール箱が一般的です。店頭で箱が積まれている場合、この色合いからも一目で判別が可能です。
このように、品番という客観的な情報と、箱やタグのデザインといった視覚的な情報を組み合わせることで、二つの企画を混同することなく、自分の求めるモデルを的確に選び出すことができます。
簡単なスニーカーの型番 調べ 方

Vansスニーカーの型番(品番)は、いくつかの簡単な方法で調べることができます。購入を検討しているモデルが日本企画かUSA企画かを最終確認する際に、この方法を知っておくと非常に役立ちます。
店頭で確認する場合
実店舗で商品を手に取って見ている場合は、スニーカーの「シュータン」と呼ばれるベロの部分を確認するのが最も手軽で確実です。シュータンをめくった裏側には、サイズや製造国、素材などの情報と共に、モデルの品番が記載された布製のタグが縫い付けられています。
ここに「V36CL+」のように「V」から始まる記載があれば日本企画、「VN000D3HY28」のように「VN」から始まっていればUSA企画であると断定できます。
また、商品棚に置かれているシューズボックスの側面にも、モデル名、カラー、サイズ、そして品番が記載された白いシールが貼られています。
箱を確認するのも良い方法です。もし店員の方に尋ねる場合は、「このモデルのUSA企画はありますか?」と聞くよりも、「品番がVNから始まるモデルを探しています」と具体的に伝えると、よりスムーズに案内してもらえるでしょう。
オンラインストアで確認する場合
ABCマートの公式オンラインストアをはじめ、ZOZOTOWNや楽天市場などの大手通販サイトでは、商品詳細ページ内にメーカー品番が明記されているのが一般的です。
通常、商品画像や価格の下、あるいはページをスクロールしていくと表示される「商品詳細」「アイテム詳細」「スペック」といった項目の中に「メーカー品番」や「型番」として記載されています。ここで「V」か「VN」かを確認しましょう。
もし詳細欄に見当たらない場合でも、商品名自体に「VANS ヴァンズ V98CLA SLIP ON スリッポン BLACK」のように型番が含まれていることも多々あります。これらの方法で型番を事前にチェックすることで、オンラインショッピングでも安心して目的の企画のスニーカーを購入することが可能です。
ABCマートのバンズ スニーカーは激安?

ABCマートで販売されているVansのスニーカーが、セレクトショップなどで扱われるUSA企画のモデルに比べて手頃な価格帯であることには、明確な理由が存在します。これは、決して製品の品質が低いからではなく、ライセンス契約に基づいた極めて合理的な生産・流通の仕組みによるものです。
価格差を生む最大の要因
最大の理由は、ABCマートがVansのライセンスを取得し、日本国内市場向けに商品を企画・生産・販売している点にあります。
USA企画の製品は、アメリカのVans本社から商品を買い付け、日本へ輸入する形になります。そのため、商品本体の価格に加えて、以下のような様々なコストが上乗せされます。
- 国際輸送費
- 輸入時にかかる関税
- 為替レートの変動リスクヘッジ費用
しかし、日本企画はこれらの輸入関連費用が一切かからないため、その分だけ販売価格を抑えることが可能になるのです。
品質はむしろ安定しているという側面も
価格が安いと品質を心配する方もいるかもしれませんが、日本企画が劣っているわけではありません。むしろ、日本の厳しい市場基準に合わせて品質管理が行われているため、縫製や接着剤の処理は非常に丁寧で、個体差が少ない安定した品質を誇ります。
一方で、USA企画の製品は、ベトナムやカンボジアなど複数の国で製造されており、工場や生産時期によって品質にばらつきが見られることがあります。
接着剤のはみ出しやわずかな裁断のズレなども見受けられますが、これを「USAブランドならではの味」「ラフな魅力」として捉えるカルチャーも根付いています。
さらに、日本企画のオールドスクールなど一部の定番モデルでは、標準でクッション性に優れた「オーソライトインソール」を搭載したDX(デラックス)仕様になっている場合があります。
これは履き心地を大きく向上させる付加価値であり、価格以上の満足感を得られる可能性も秘めています。
つまり、ABCマートのVansが安価なのは、効率的なビジネスモデルによるものであり、品質と価格のバランスが取れたコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
USA 企画の取扱店は東京にもある?

Vansの本国ラインであるUSA企画モデルは、東京をはじめとする日本の主要都市でも、感度の高いスニーカーファンやファッション好きに向けて数多く展開されています。購入可能な場所は主に、セレクトショップ、スニーカー専門店、そして一部のABC-MART大型店舗です。
セレクトショップとスニーカー専門店
東京のファッションを牽引するエリア、例えば原宿、渋谷、下北沢などには、国内外から選りすぐりのアイテムを揃えるセレクトショップが集中しています。
これらの店舗の多くでは、VansのUSA企画を定番アイテムとして取り扱っており、アパレルとのコーディネートを意識したモデルや、ショップ別注の限定カラーなどが展開されることもあります。
また、スニーカーを専門に扱うショップでも、USA企画のVansは豊富にラインナップされています。特にVansの歴史やカルチャーに造詣の深いスタッフがいる店舗であれば、モデルごとの細かな違いや背景について詳しく聞きながら、納得の一足を選ぶことができるでしょう。
ABC-MART Grand Stageという選択肢
意外に思われるかもしれませんが、ABC-MARTの中でも「Grand Stage(グランドステージ)」や「GS」と銘打たれた大型店舗やコンセプトストアでは、通常の日本企画に加えてUSA企画のモデルもセレクトして取り扱っている場合があります。
両方の企画を同じ場所で実際に履き比べてみたい場合には、こうした大型店を訪れてみるのが最も効率的です。
オンラインでの購入
これらの実店舗のほか、各セレクトショップの公式オンラインストアや、信頼できる並行輸入サイトでも見つけることができます。
オンラインで購入する際は、サイトの信頼性(特定商取引法に基づく表示があるかなど)や、サイズ交換・返品ポリシーを事前にしっかりと確認することが、トラブルを避ける上で大切になります。
人気モデルでわかるvans スリッポン abc マート 違い
- 定番バンズ オールドスクールとの共通点
- 人気のバンズ オーセンティックとの差
- 新しい選択肢としてのバンズ ローファー
- バンズ スニーカーでメンズ人気のモデルは?
定番バンズ オールドスクールとの共通点

Vansのスリッポンと、ブランドのアイコンとして絶大な人気を誇るオールドスクールには、デザインの違いを超えた多くの共通点が存在します。これらは共にVansの伝統を受け継ぐ「クラシックライン」に属し、ブランドの哲学と歴史を色濃く反映したモデルです。
まず、どちらのモデルもそのルーツを1960〜70年代の南カリフォルニアのスケートボードカルチャーに持っています。そのため、機能面での最大の共通点として、グリップ力と耐久性に優れたラバー製の「ワッフルソール」を採用しています。
この独特な凹凸パターンのソールは、スケートボードのデッキテープをしっかりと掴むために開発されたもので、その機能美は現代においてもVansのDNAとして受け継がれています。
また、アッパーの基本的な構造も共通しており、丈夫なキャンバス素材を主に使用しています(レザーやスエードモデルを除く)。これにより、日常使いからアクティブなシーンまで、ハードな使用にも耐えうるタフさを備えています。
そして最も重要な共通点が、日本市場においてABCマートが展開する「日本企画」と、本国ラインの「USA企画」という2つのバリエーションが存在する点です。
これまでスリッポンで解説してきた、甲の高さ、シルエット、品番、ソールの反りといった企画ごとの特徴は、オールドスクールを選ぶ際にも全く同じ判断基準となります。
デザインこそ異なりますが、ブランドの根幹をなす設計思想、基本的な構造、そして日本における独自の展開方法は、これらの人気モデルに共通しているのです。
人気のバンズ オーセンティックとの差

Vansの豊富なラインナップの中で、スリッポンと並んでシンプルなデザインで人気を博すのが、ブランドの歴史そのものであるオーセンティックです。この二つのモデルは、似ているようでいて、その構造とコンセプト、そしてカルチャー的な背景において明確な差があります。
構造とコンセプトの違い
最大の違いは、言うまでもなく靴紐の有無です。オーセンティックは、1966年にVansが「スタイルナンバー#44」として最初に製造した、伝統的なレースアップ(靴紐)スニーカーです。靴紐によってフィット感を細かく調整できるのが特徴です。
一方、スリッポンは1977年に「スタイルナンバー#98」として登場しました。シューレースをなくし、甲部分に仕込まれた伸縮性のあるゴアバンドによって足をホールドする画期的な構造で、その圧倒的な着脱のしやすさが魅力です。
この構造の違いは、履き心地にも影響します。オーセンティックをベースに、スケート時の衝撃から足首を守るため履き口にパッドを追加したモデルが「エラ(Era)」ですが、スリッポンもこのパッドを備えています。
そのため、履き心地のクッション性という点では、オーセンティックよりもエラに近いと言えるでしょう。
カルチャー的な背景の違い
オーセンティックがVansの原点であり、西海岸カルチャーの黎明期を支えたモデルであるのに対し、スリッポンを一躍世界的に有名にしたのは、1982年の映画『初体験/リッジモント・ハイ』です。
劇中で主演のショーン・ペンがチェッカーボード柄のスリッポンを履いたことで、スケーターやサーファーだけでなく、世界中の若者の間でファッションアイテムとして爆発的な人気を獲得しました。
要するに、Vansのオリジンであり、ミニマルなスタイルを求めるならオーセンティック、快適な着脱性と、映画や音楽といったポップカルチャーとの結びつきがもたらすリラックスしたスタイルを好むならスリッポンが適していると考えられます。
新しい選択肢としてのバンズ ローファー

Vansは、スケートカルチャーに根差したクラシックなスニーカーを守り続ける一方で、現代の多様なファッションの流れに呼応する新しいスタイルのフットウェアも意欲的に展開しています。
その中で近年、特にファッション感度の高い層から注目されているのが、ローファースタイルのモデルです。
これは、IVYスタイルやビジネスカジュアルの定番である伝統的なローファーのデザインと、Vansが長年培ってきたスニーカーの快適な履き心地や耐久性を、巧みに融合させたハイブリッドな一足と言えます。
見た目は革靴のような上品さや端正さを持ちながらも、ソールはグリップ力に優れたラバーソール、インソールにはクッション性の高いカップインソールを採用するなど、一日中履いていても疲れにくいスニーカーの機能性を備えています。
このローファータイプは、スリッポンが持つ「着脱のしやすさ」という最大の利便性を共有しています。
しかし、スリッポンが本質的にカジュアルでストリートな印象が強いのに対し、Vansローファーはよりきれいめな、洗練された大人びたコーディネートにも自然に馴染むのが大きな特徴です。
例えば、ジャケットとスラックスを合わせたスタイルの足元に取り入れてフォーマル感を適度に和らげたり、ワイドパンツと合わせて上品でリラックスした雰囲気を演出したりと、スリッポンとはまた違ったファッションの楽しみ方ができます。
スニーカーのラフさは避けたいけれど、本格的な革靴ほど堅苦しくなりたくない、という現代のニーズに見事に応える新しい選択肢として、Vansのローファーは非常に魅力的な存在感を放っています。
バンズ スニーカーでメンズ人気のモデルは?

Vansのスニーカーは、一過性のトレンドに左右されることなく、メンズファッションにおいて不動の定番アイテムとしての地位を確立しています。
その中でも特に支持が厚いのは、ブランドの70年近い歴史を象徴する、色褪せない魅力を持つクラシックラインのモデルたちです。
モデル別おすすめスタイル早見表
| モデル名 | 特徴 | 相性の良いスタイル |
| オールドスクール | Vansのアイコン「ジャズストライプ」が特徴。最も汎用性が高い。 | ストリート、カジュアル、きれいめスタイルのハズし |
| スリッポン | 着脱が容易でリラックスした雰囲気。チェッカー柄が象徴的。 | サーフ、スケート、リラックスカジュアル、モード |
| オーセンティック | ブランド最初のモデル。究極にミニマルなデザイン。 | アメカジ、フレンチカジュアル、ミニマルスタイル |
| エラ | 履き口のパッドによるホールド感が特徴。2トーンカラーも豊富。 | スケート、ストリート、アクティブなカジュアル |
| スケートハイ | 足首を保護するハイカット。ボリューム感がありアクセントになる。 | ストリート、ロック、モード、スケート |
- オールドスクール(Old Skool)1977年に「スタイルナンバー#36」として登場。Vansのアイコンであるサイドのサーフライン(ジャズストライプ)が初めて採用された記念碑的なモデルです。どんなスタイルにも合わせやすいその完成されたデザインは、まさにVansの顔と言えるでしょう。
- スリッポン(Slip-On)前述の通り、着脱のしやすさとシンプルなデザインで、リラックスしたスタイルを好む層から絶大な支持を得ています。特に白黒のチェッカーボード柄は、ブランドを象徴するパターンとしてあまりにも有名です。
- オーセンティック(Authentic)1966年のブランド創設時に作られた最初のモデル。すべてのVansスニーカーの原点であり、その無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインは、半世紀以上経った今もなお多くの人々に愛され続けています。
- エラ(Era)オーセンティックをベースに、伝説のスケーターであるトニー・アルバとステイシー・ペラルタの意見を取り入れ、履き口にパッドを追加してホールド感を高めたモデル。スケートシーンでの機能性を追求した最初のシューズです。
- スケートハイ(SK8-HI)1978年に「スタイルナンバー#38」として登場した、足首を保護するハイカットモデル。バスケットボールシューズから着想を得ており、そのボリューム感はコーディネートのアクセントとして強い存在感を放ちます。
これらのモデルは、いずれも日本企画とUSA企画が存在することが多く、今回解説してきたような違いを深く理解した上で選ぶことが、より満足度の高い一足との出会いにつながります。
【まとめ】vansスリッポン abcマートとの違いの選び方
この記事では、VansのスリッポンにおけるABCマート版(日本企画)とUSA企画の違いについて、シルエットから品番、価格、品質に至るまで多角的に解説してきました。
どちらか一方が絶対的に優れているというわけではなく、それぞれに異なる魅力と特性があります。最終的には、ご自身の足型、ファッションの好み、そしてスニーカーに何を求めるかという価値観に基づいて選ぶことが、最も後悔のない選択となります。
最後に、賢い一足を選ぶための重要なポイントを以下にまとめます。
- ABCマートの日本企画は日本人の足型に合わせて甲が高めに作られている
- USA企画は甲が低くシャープなシルエットが特徴
- 履き心地の快適さや圧迫感のなさを重視するなら日本企画がおすすめ
- ブランド本来のスリムな見た目や雰囲気を好むならUSA企画が適している
- 日本企画はソールの反りが大きく歩行をサポートする設計
- USA企画はソールの反りが控えめで地面との接地感に優れる
- 品番で簡単に見分けられ日本企画は「V」、USA企画は「VN」から始まる
- ABCマートで安価なのはライセンス生産によるコスト削減が理由
- 品質は日本企画の方が安定している傾向がある
- USA企画は製造国により品質に個体差が見られることがある
- USA企画はセレクトショップや一部のABCマート大型店などで購入可能
- スリッポン以外のオールドスクールなどにも同様の企画違いが存在する
- どちらの企画にもそれぞれのメリットとデメリットがある
- 最終的には個人の足型、ファッションの好み、価値観で選ぶことが大切
- 購入前に可能であれば両方を試着して比較するのが最も確実な方法