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バーウィックのローファーの種類と選び方ガイド

バー ウィック ローファー 種類

こんにちは。レザーソールズ:ローファー・革靴・スリッポン選び方ガイド、運営者の「CROSS」です。

バーウィックのローファー、気になりますよね。

スペインの老舗ブランドで、本格的なグッドイヤーウェルテッド製法を採用しているのに、多くのモデルが3万円台という優れたコストパフォーマンスで、すごく魅力的です。私も一足愛用しています。

でも、いざ「バーウィックのローファーの種類」と検索してみると、モデル番号(型番)が「4456」とか「5260」とか「5123」とか…たくさん出てきて、それぞれの「違い」が非常に分かりにくくないですか?

コインローファー、タッセルローファー、ビットローファーといったデザインの違いは分かっても、それ以上に知りたいのは、ラスト(木型)による「サイズ感」の違いや、ソールの種類(雨に強いのはダイナイト?)、使われているスエードや「ROIS(ロイス)」といった素材の具体的な「評判」ですよね。

それに、購入を検討するなら必ず「比較」対象に挙がる「ジャランスリワヤ」と比べて実際どうなのか、あるいは「レディースモデル」の展開はあるのか、気になる点は本当に尽きないかなと思います。

この記事では、バーウィックのローファーについて、単なるデザインの種類分けだけでなく、主要なモデル番号ごとの違い、ラスト(木型)の特徴、ソールの実用性まで、皆さんが本当に知りたいポイントを分かりやすく整理していきます。

この記事を読めば、あなたにピッタリの一足を見つけるための、具体的なヒントが得られるはずです。

この記事のポイント

  • バーウィックの3大ローファーデザイン(コイン・タッセル・ビット)の特徴
  • 主要モデル(4456, 5260, 5123など)の製法やラスト(木型)の具体的な違い
  • 「HO217」など主要ラストによるサイズ感の傾向と選び方
  • 雨に強い「ROIS」や定番「スエード」など代表的な素材の特徴と手入れ

バーウィックローファーの主な種類と特徴

バー ウィック ローファー 種類

バーウィックのローファーは、一見すると似たようなクラシックなモデルが多いんですが、実はデザインが大きく3つに分かれています。

そして、同じデザインの中でも「製法」や「ラスト(木型)」、「ソール」の違いで全く別のモデルとして展開されているのが特徴です。

まずは、基本となる3大デザインの特徴から掴んでいきましょう。

定番コインローファーの魅力

バー ウィック ローファー 種類

まずは、ローファーの王道中の王道、「コインローファー」(ペニーローファーとも言いますね)。甲の部分に切り込み(スリット)が入った「サドル」と呼ばれる帯状のパーツが付いている、まさに「ザ・ローファー」と呼ぶべきデザインです。

一番の魅力は、その圧倒的な汎用性の高さかなと思います。

オンタイムのビジネスカジュアル(ジャケパンスタイル)から、オフタイムのカジュアル(デニムやチノパン)まで、本当にどんな服装にも自然に馴染んでくれる万能選手です。一足持っていて絶対に損はないデザインですね。

バーウィックのラインナップにおいても、もちろん中心的な存在。そのため、型番(モデル番号)も豊富です。

コインローファーの代表モデル例

  • 5260: 堅牢なヴィブラムソールを採用したモデル。
  • 4456: 幅広ラスト「HO217」を採用したグッドイヤー製法の定番。
  • 5123: 軽快な「マッケイ製法」を採用したモデル。

このように、同じコインローファーデザインでも、履き心地の重厚感が異なる「グッドイヤー製法」と、軽快な「マッケイ製法」の両方がラインナップされているのが、バーウィックの面白いところです。

豆知識:なぜ「コイン」ローファー?

これは有名な話ですが、1950年代頃のアメリカで、学生たちが甲のサドルの切り込みに1セント硬貨(ペニー)を挟むのが流行したことから、「ペニーローファー」とも呼ばれるようになりました。当時は公衆電話の料金が2セントで、緊急時のお守り代わりだった、なんて説もありますね。

華やかなタッセルローファー

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次に紹介するのが「タッセルローファー」。その名の通り、甲の部分に「タッセル」と呼ばれる房飾りが付いているのが最大の特徴です。

コインローファーが「静」の魅力(シンプル、万能)を持つとすれば、タッセルローファーは「動」の魅力(装飾的、華やか)を持っています。

コインローファーと比較すると、やはり装飾的でドレッシーな印象を強く受けますね。歩くたびにタッセルが揺れる様子は、足元に程よいアクセントと個性を加えてくれます。

ブレザーと合わせたアイビースタイルや、キレイめなスラックスとの相性は抜群です。「いつものローファーじゃ物足りない」という時に、すごく良い選択肢だと思います。

代表的なモデル番号としては「4340」あたりがよくセレクトショップでも取り扱われています。

このモデルは雨にも強い「ダイナイトソール」と組み合わされていることが多く、デザイン性だけでなく実用性も高いのが嬉しいポイントです。

個性派ビットローファーの選び方

そして3つ目が「ビットローファー」。これは、馬具の「ハミ(馬の口に含ませる金具)」を模した金属製の飾りが甲に付いているデザインです。

3種類の中では最も華やかで、装飾性が高いモデルですね。イタリアのスタイルや色気を感じさせるデザインで、足元のアクセントとしては非常に強力です。

このローファーは「選び方」が重要で、特に素材感で印象がガラリと変わるのが面白いところです。

スムースレザー(ROISなど)の場合

艶のあるスムースレザー、特にバーウィックお得意の「ROIS(ロイス)」レザーを使ったビットローファーは、非常にドレッシーで華やかな印象になります。ジャケパンスタイルやセットアップに合わせると、一気にラグジュアリーな雰囲気が出ますね。

スエード素材の場合

一方で、同じデザインでも「スエード素材」を選ぶと、金属の光沢感と起毛素材の柔らかさが組み合わさり、軽快でリゾート感のある印象に変わります。春夏に素足(風のソックス)で履きこなすスタイルには最高だと思います。

モデル番号だと、グッドイヤー製法で軽量なヴィブラムソールを採用した「5387」や、スエードやROISなど多彩な素材で展開される「5178」などがありますね。

人気モデル4456のサイズ感

バーウィックのローファーの中でも、特に定番として人気が高いのが、コインローファーの「4456」かなと思います。このモデルを選ぶ上で、絶対に知っておきたいのが「HO217」というラスト(木型)が使われている点です。

このラスト(木型)が、バーウィックのローファーの「サイズ感」を語る上で非常に重要なポイントになります。

ラスト「HO217」のサイズ感と特徴

この「HO217」は、バーウィックの他のラストと比較して、ノーズ(つま先)の長さを抑え、幅にゆとりを持たせたカジュアル寄りの設計になっているのが特徴です。 ワイズ(幅)も比較的ワイドに設定されていることが多いと言われていますね。

どういうことかと言うと、一般的なヨーロッパの革靴(特にシャープなイタリア靴など)が「幅が細くてキツイ…」「甲が当たって痛い…」と感じている、いわゆる「甲高・幅広」タイプの足の人にとって、非常に快適なフィット感を提供する可能性が高いラスト(木型)なんです。

ただ、「じゃあ単純に緩い(大きい)木型なのか?」というと、そうでもないのが面白いところ。

バーウィックの靴は、踵(かかと)の内側の部分が「すべり革」と呼ばれる起毛素材になっているモデルが多く、これが滑り止めの役割を果たして、幅にゆとりを持たせつつも踵のフィッティングを高める、という工夫がされています。

サイズ選びの注意点:試着は必須

ラスト(木型)によってサイズ感は本当に大きく変わります。あくまで「HO217」は幅広“傾向”というだけで、バーウィックの靴すべてがそうではありません。

また、ローファーは紐で調節ができない分、サイズ選びが非常にシビアです。購入の際は、可能な限り試着することを強くおすすめします。

もし通販を利用する場合は、単にUKサイズだけでなく、バーウィックの公式ストアが推奨している日本サイズ(cm)と、そのモデルがどのラスト(木型)を使っているかを必ず確認するようにしてください。

評判のROIS素材とは?

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バーウィックのモデルを見ていると、「ROIS(ロイス)」や「ROISレザー」という素材名を本当によく見かけますよね。これがバーウィックの評価を支える、すごく面白い高機能素材なんです。

これは「コーティングレザー」の一種で、ベースとなるカーフ(仔牛革)にワックスを染み込ませて、さらに表面を特殊な樹脂で仕上げているそうです。

この素材の最大の特徴は、透明感のあるキレイな艶と、高い耐水性です。

「あれ? 表面を樹脂でコーティング…それって安価な“ガラスレザー”と同じじゃない?」と思うかもしれませんが、全くの別物だと私は思っています。

決定的な違い:「シュークリーム」が浸透するか否か

安価な「ガラスレザー」は、革の表面を完全に樹脂の膜で覆ってしまうため、革の呼吸が止まり、乳化性のシュークリーム(栄養クリーム)が全く浸透しません。そのため、一度ヒビが入ると修復が非常に難しく、経年「劣化」しやすいのが弱点です。

一方で、バーウィックの「ROIS」レザーは、コーティングレザーでありながら「乳化性のシュークリームが浸透する」と公式にも謳われています。

これが何を意味するかというと…

ROISレザーの凄いメリット

  • 雨に強い: 高い耐水性で、急な雨でも安心感があります。(日本の梅雨やゲリラ豪雨を考えると最強です)
  • メンテナンス可能: クリームが浸透するので、革に栄養を与えられ、ひび割れしにくい。
  • エイジング(経年変化)が楽しめる: メンテナンスできるということは、革を「育てる」楽しみも両立できるということです。

「雨に強いのに、革を育てる楽しみも失わない」——まさに、日本の気候と、革靴好きの心を両方満足させてくれる、非常に合理的な高機能素材だと思います。評判が良いのも納得ですね。

バーウィックローファー、種類の比較ポイント

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さて、基本的なデザインや素材の特徴が分かってきたところで、次は購入する上で誰もが気になる「リアルな比較ポイント」を深掘りしていきましょう。

「ジャランスリワヤと比べてどうなの?」とか、「どのソールが自分に合ってる?」といった疑問に答えていきます。

ジャランスリワヤとの違い

バー ウィック ローファー 種類

「バーウィックか、ジャランスリワヤか」…これは、3万円〜4万円台で本格的なグッドイヤーウェルテッド製法の革靴を探すうえで、誰もが一度は通る、永遠の比較テーマですよね。

どちらも、この価格帯でこの品質を実現している、本当に素晴らしいブランドだと思います。

私なりの印象ですが、両者の違いは「ラスト(木型)」と「雰囲気」に現れているかなと感じます。

ラスト(木型)とフィット感の違い

あくまで一般的な傾向ですが…

  • ジャランスリワヤ(例: 18045ラスト): ローファーの定番「18045」ラストなどは、比較的シャープでドレッシーなシルエット。フィット感もやや細身で、シュッとした印象を受けます。
  • バーウィック(例: HO217ラスト): 先ほど紹介した「HO217」ラスト(モデル4456など)は、ノーズが短めで、幅広(ワイド)・甲高な設計。カジュアルで、堅実な印象です。

革質と作りの雰囲気

これも好みが分かれるところですが…

  • ジャランスリワヤ(インドネシア製): 革質が艶やかで、どこか「色気」を感じさせるドレッシーな雰囲気が得意な印象です。
  • バーウィック(スペイン製): 革も作りも「質実剛健」。堅実で、真面目な靴作りを感じさせます。ROISのような高機能素材を使うなど、合理的な一面もありますね。

結論:どちらが合うかは「足型」と「好み」次第

どちらの品質も間違いありません。最終的には、自分の足の形(幅広・甲高など)にどちらのラストが合うか、そして、どちらの「雰囲気」(ドレッシーか、堅実か)が好きか、という視点で選ぶのが一番大事だと思います。

雨でも安心のダイナイトソール

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ソールの種類も、履き心地や用途を左右する重要な比較ポイントです。バーウィックでは、伝統的な「レザーソール」の他に、実用的な「ラバーソール」のモデルも非常に豊富です。

その中でも代表的なのが、タッセルローファー(4340)などでよく採用されている「ダイナイトソール」ですね。

これは、イギリスのハルボロ・ラバー社(Harboro Rubber Co. Ltd.)が製造しているラバーソールのことです。(出典:Dainite 公式サイト

最大のメリットは、言うまでもなく「雨への耐性」です。

ダイナイトソールの特徴(メリット)

  • 耐水性: レザーソールと違って水を吸わないので、急な雨でも安心感が違います。
  • 防滑性: 底面の円形スタッド(突起)がグリップし、滑りにくいです。(特に濡れたタイル地面などで効果を発揮します)
  • 耐久性: 非常に摩耗しにくく、耐久性が高い。ガシガシ歩く人に向いています。
  • 見た目: 横から見るとラバーソール特有の凹凸が見えず、スッキリしているため、革靴のドレッシーな外観を損ないにくい。

まさに、天候が変わりやすい日本の都市部で履くには、最強のソールの一つかなと思います。

ラバーソールの一般的な注意点

一般論として、ラバーソールはレザーソールに比べて「通気性が悪い(蒸れやすい)」という側面はあります。とはいえ、ダイナイトソールの圧倒的な実用性を考えれば、これは小さなトレードオフかもしれませんね。

ちなみにバーウィックは、接地面がラバーで、その他がレザーという「オリジナル混合ソール」(モデル4456などで採用)も展開しており、レザーの「馴染み」とラバーの「耐滑性」を両立させようという試みもしています。本当に選択肢が広いです。

レディースモデルの展開

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「バーウィックって、ごついメンズシューズのブランドでしょ?」と思いきや、実はちゃんとレディースのローファーも展開されています。

代表的なモデルとして「4486」(レディースのコインローファー)といった型番があるようです。

ただ、正直なところ、メンズモデルに比べると、取り扱っているセレクトショップや情報はまだ少ないかもしれません。

デザインはメンズモデルの堅実さをそのまま受け継いだような、本格的なルックスです。そのため、「フェミニンなペラペラのローファー」ではなく、「メンズライクな、グッドイヤー製法の本格的なローファー」を探している女性にとっては、非常に魅力的な選択肢になるはずです。

サイズ感などはメンズと全く異なると思うので、もし見かけた際は、ぜひ試着してフィット感を確かめてみてください。直営店や公式オンラインストアをチェックするのが一番確実ですね。

スエード素材の手入れ方法

ローファーの素材として、春夏を中心にスエードも非常に人気があります。(モデル5178などで展開あり)あの軽快な雰囲気は、他の素材には出せない魅力ですよね。

ただ、「スエードって手入れが難しそう…」「雨に弱そう…」というイメージで敬遠している人も多いかもしれません。

でも、実はスエードって、基本の手入れさえ押さえればすごく簡単な素材なんです。むしろ、スムースレザー(表革)のように「磨き」のテクニックが要らない分、楽かもしれません。

スエードの基本お手入れ 3ステップ

  1. ブラッシング(日常ケア): これが一番大事です。まずは馬毛などの柔らかいブラシで全体のホコリを払い、次にスエード用のゴムブラシや真鍮ブラシで、毛並みを起こすようにブラッシングします。毛の間に詰まった汚れをかき出すイメージですね。
  2. 汚れ落とし(スペシャルケア): 部分的なしつこい汚れは、スエード専用の「消しゴム(クリーナー)」でこすって落とします。全体的に黒ずんできたら、専用のシャンプー(クリーナー)で丸洗いすることも可能です。
  3. 栄養・補色(仕上げ): 仕上げに「スエード用」の栄養・補色スプレーをかけます。これで油分が補給されて、色褪せやパサつきを防ぎます。

そして、「雨に弱い」というのもよくある誤解です。

履きおろす前に「防水スプレー」をしっかりとかけておくことで、強力な撥水効果が得られます。

むしろ、コーティング効果で汚れ自体が付きにくくなるので、スエードこそ「雨の日に履きやすい」と愛用している人も多いくらいです。

履き心地とラスト(木型)

バーウィックのローファーの「履き心地」について、購入者のレビューや評判で最もよく聞かれるのは、「最初は硬い」という声です。

これはネガティブな意味ではなく、バーウィックが採用している「グッドイヤーウェルテッド製法」と、アッパーに使われている「厚手で丈夫な革」の組み合わせによる、本格的な革靴の証拠でもあります。

履き始めは革もソールも硬いため、「革が硬く、履き慣らすまでに時間がかかる」「最初は靴擦れするかも」というのは、ある程度覚悟が必要かもしれません。この履き慣らしの期間を「ブレイクイン」と呼びます。

だからこそ、購入時に「自分に合ったラスト(木型)を選ぶこと」が、他のどんな靴よりも重要になってきます。

おさらい:バーウィックの主なラスト(木型)

  • HO217 (例:4456, 5387): バーウィックのカジュアルラインを代表するラスト。ノーズが短く、幅広・甲高な傾向があります。日本人の足に合いやすいと評判で、まず試してみる価値アリです。
  • HO254 (例:5123): こちらは「マッケイ製法」のローファーで採用されているラスト。グッドイヤー製法のモデルとはまた異なる、スリムで返り(屈曲性)の良い設計思想のようです。

同じ「バーウィック」というブランドでも、ラストが違えば履き心地は全くの別物になります。

フィッティングのコツ

ローファーは紐で調節ができません。試着する際は、必ず「踵(かかと)が浮きすぎないか」をチェックしてください。先述した「すべり革」(踵内側の起毛素材)が、どれくらい踵を掴んでくれるかも重要なポイントです。

履き始めの硬さを乗り越えて、コルクが沈み、革が自分の足の形に馴染んでいく——これこそが、グッドイヤーウェルテッド製法のローファーを「育てる」最大の醍醐味ですね。

最適なバーウィックローファーの種類の選び方

ここまで、バーウィックローファーの様々な種類、モデル、素材、そして比較ポイントを見てきました。

本当にたくさんの選択肢があって、迷ってしまうかもしれませんが、最適な「バー ウィック ローファー 種類」を選ぶための、私なりの「選び方のポイント」を最後にまとめます。

CROSS的・ローファー選びの3つの軸

  1. 「履き心地(製法)」で選ぶ
    • 堅牢さ・育てる楽しみ重視なら: グッドイヤーウェルテッド製法(例:4456, 5387)。最初は硬いですが、時間をかけて自分だけの一足に育ちます。ソール交換も容易です。
    • 軽快さ・初期の履きやすさ重視なら: マッケイ製法(例:5123)。ソールが薄く、屈曲性が良いため、履き始めから軽快です。価格も抑えめなことが多いです。
  2. 「ラスト(足型)」で選ぶ
    • 甲高・幅広で悩んでいるなら: 「HO217」ラスト(例:4456)を試す価値は絶対にあります。
    • シャープな見た目が好きなら: マッケイ製法の「HO254」ラストなど、他のスリムな木型を探してみる。
  3. 「素材とソール(用途)」で選ぶ
    • 雨の日もガシガシ履きたいなら: 「ROISレザー」×「ダイナイトソール」or「ヴィブラムソール」の組み合わせは、最強の選択肢の一つです。
    • 天候問わず、バランス重視なら: 「オリジナル混合ソール」も実用的です。
    • 軽快さ・カジュアル感重視なら: 「スエード素材」も手入れは簡単でおすすめです。

バーウィックは、「本格的な革靴の世界に足を踏み入れたい」あるいは「日常使いできる堅牢なローファーを、賢明な価格で手に入れたい」と考える人にとって、市場における最適解の一つだと私は思います。

もちろん、10万円を超える高級靴と比べれば、細部の仕上げ(ステッチの細かさなど)に価格相応の部分はあるかもしれません。

また、初期の硬さという「トレードオフ」も受け入れる必要があります。

ですが、その「トレードオフ」を理解した上で、自分の足の形に合うラスト、そして自分の用途に合う素材とソールを正しく選択することができれば、バーウィックのローファーは、きっとその価格の数倍の満足感を与えてくれる、長期的なパートナーになるはずです。

ぜひ、あなたにピッタリの最高の一足を見つけてくださいね。

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